先ごろメディア芸術祭アート部門/Webで審査員推薦作品にも選出されたwonderflがおかげさまで本になりました!
早速会社にあったものを借りて読んでみたので、宣伝も兼ねてここがウリだなーという所を列挙したいと思います。

分かりやすいAS3基本解説

今回の本では"Flash"ではなく"wonderflでAS3"に焦点を当てた本の為、コードベースでFlashを作るための基本が、wonderflの使い方とともに最初の章で丁寧に解説されています。
クラスやプロパティの取り扱いから、アクセス修飾子の説明等、その後の章に出てくる用語の解説的な意味も兼ねているので、wonderfl上でなんとなく改変しながら試していくだけでも、ゼロから始めて進めていくのには適しているのではないかと思います。

本とwonderflだけで完結する

今まで本を使ってFlashの勉強を開始するのに、Flashの体験版すら入れずに始められるものは無かったのではないでしょうか。WindowsならエディタとしてFlashDevelopも無料で利用できるので、本代以外はすべて無料で習得を進められます。
一般的な技術書でもCDやWebからソースを取得する事はできますが、wonderflではいちいちパブリッシュする必要がなく、ファイルの保管等を考えなくていい分スムーズに動いているコードを確認できます。

ある程度進んだ所でその後も続きそうならFlash IDEを導入するもよし、なんとなく体験版の30日間を消費したくなくて手がつかない、という方にもピッタリな内容です。

あの有名なコードが解説つきで読める

wonderflやFlash系のサイトを廻っていると一度は目にするパーティクル表現Frocessingによる描画を作者の方自ら解説されています。
しかも、完成形のコードをそのまま説明するのではなく、基本的な動きのコードを段階的にFORKしながら説明が進んでいくので、どうしてその形になったのかという流れが理解しやすいというメリットもあります。

発展的な内容への橋渡しも完備

こちらの記事でdokeも書いていますが、3Dライブラリ群に押されて中々焦点が当たらなかったFlashPlayer10の3D機能を用いた3D表現のフルスクラッチやphysical x wonderflを用いたFlashとGainer・Arduinoの連携解説といった内容も掲載されています。

これらはそれだけで一冊本が書ける分野ですので、さすがにこのwonderfl本だけで全て完結というわけには行きません。が、ASの基礎から入って3Dやフィジカルコンピューティングといった発展的な分野までを見渡せるというのは、Flashを覚えて何をするか、という「その後」のイメージに良い影響をもたらすのではないでしょうか。

 

このほかに、Studyページでのサンプル解説も順次公開されていきますので、ご期待ください。

ひとつ難点を挙げるとすれば、ボリューム的にASの全ての機能を網羅できるわけではないので、ゼロから始める場合は「本に載っていないこと」でつまづく可能性があるということです。

手元にAdobeのLiveDocsや、副読本としてAS3入門ノート等を用意すると、さらに習得がスムーズに進むのではないでしょうか。

それでは、年末年始と素敵なWonderfl Lifeをお過しください!

HTML5飯