Flash Player10からTransformに3次元的な変形が可能なプロパティが追加されました。
その中でもrotationYやzといったプロパティを用いて、一点透視的な表現を比較的簡単に制御できるのがPerspectiveProjectionクラス。

一度ぶっつけで使ってみたものの、きちんと使い方を把握できていなかったので、
確認する為のメモ的なサンプルを作ってみました。

ステージの消失点はrootからPerspectiveProjectionオブジェクトを引っ張ってきて、子のオブジェクトに対しては新たにPerspectiveProjectionオブジェクトを生成して適用します。
変形を適用するオブジェクトの基準点を中心にしないと期待の変形結果にならないので注意。
それぞれに配置されたSpriteが独立して消失点に追随して動くのがわかります。

限定的な機能ではありますが、使い方がややこしい印象のMatrix3DやPapervision3D等の3D系ライブラリを使わなくても手軽に奥行き表現が出来るのは便利ですね。"PerspectiveProjection"と打つのが"DisplacementMapFilter"とか並に面倒なのが難点ですが。

HTML5飯