DeskTopLive.asに出演してきました。の続き
こんにちは、kijimaです。
前回の記事からだいぶ間が空いてしまいましたが、またまたDeskTopLive.asに関するネタです。
今日はドラムからFlashを動かしていた仕組みの説明と、OSC、iPhoneとの連携についての話題です。
当日何をやったかについては前回の記事と、b-o-wさんのブログレポート記事をご覧頂ければと思います。(恐れ多くも後日取材していただいちゃいました、ありがとうございます!)
さて、今回使ったドラムセット。こいつにドラムトリガーと呼ばれる振動を送るためのセンサーYAMAHAのDT-20を、バスドラム、スネアドラム、タムタム(高・低)の合計四カ所に取り付けました。センサー自体はとても単純な仕組みで、安いです。自分で作ればもっと安くできます(笑)
ドラムの各パーツ四カ所から送られてくる個別の振動(信号)が、MIDI/USBインターフェース(ALESIS Trigger I/O)のINPUTに入力され、そこで固定のMIDIナンバーに振り分けられます。
MIDI/USBインターフェースからはUSBケーブルでPCにつながっていて、Max上でドラムのパーツごとの信号としてMIDI信号を解析されて、OSC経由でFlashにdispatchEventが送られる、という仕組み。…なんだか前回説明した部分とかぶってるので、省略します。
Maxから送られたOSCプロトコルの情報をFlash側で受け取るために、floscというJavaサーバーを使っています。
flosc: Flash Open Sound Control « benchun.net
Maxとの通信にはXMLSocketを使う方法もありますが、どうやらfloscを用いた方がそんなにコードを書く手間もないので簡単で、使い勝手がいいと思いました。
まー、探せばどんどん出てくるものでfloscのAS3版ライブラリを公開している方がいました。
DustyPixels.com Blog » Flosc AS3 ClassesFlash側の実装はこちらの記事がとても参考になります。
yasushi site classes_j » Blog Archive » flosc (Flash OpenSound Control) 入門
ちょうど今回ドラムからMaxまでの部分を、iPhone・iPodTouchに置き換えることも簡単にできます。iPhoneとPCを無線でつないで、OSCに対応しているiPhoneアプリ(OSCemoteなど)を操作すれば、MIDIコントローラーでいろんな音楽ソフトを操作するようにいろんなパラメータを変化させることが可能です。
OSC対応アプリの入ったiPhoneとFlashの連携について、活用方法を考えてみます。
たとえばプレゼン資料をFlashで作ったとしたら、いちいち手元のキーボードで操作せずともiPhoneでタップするだけで操作できますね。iPhoneから画面上のFlash資料に直接コメントを書き込んだりも可能。…って、けっこう地味ですね(笑)
VJやりながら、実はフロアのお客さんの中にいながら映像をコントロールしてた、みたいな使い方も楽しいと思います。うーん、いろいろ試してみたいことがたくさんです。
他にもたくさんの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
ただいまiPhoneアプリ作ってます。 — recotana
SSAW08 » OpenSoundControl 1 - Max/MSPの接続、Max/MSPとProcessingの接続
Karappo Interaction Lab. » Max/MSP でOSCを使う