先週3/13金曜日、六本木SuperDeluxeで開催されたb-o-wさん主催のイベント「DeskTopLive.as」にshimadaと、僕kijimaの二名で参加してきました。

時間にして19:30、トップバッターでの出演だったのですが、すでにかなりの人数のお客さんが…。平日のこの時間にこの場所に来れるということは、早めに仕事を終わらせてきた方も多かっただろうなぁ、と有り難い気持ちで始めさせていただきました。

今回は、会場内に実際のドラムをセッティングして僕はドラムを演奏、shimada氏は僕のPCを操作してパフォーマンスしました。このイベントのキーワードが「.as」「ライブ」「生」ってな感じだったので、ライブといったら楽器でしょ!ってことで(笑)

というのは半分冗談、半分本気だったりします。Flashのことをまったく知らない人が見ても楽しめることをしよう!というのが一番の思いだったので。

僕がドラムを叩くと、プロジェクターから壁三面に映し出されたキャラクター「ポケットフレンズ コンチ」が可愛く踊ったり飛び跳ねたりします。仕組みは単純ながらも、これがまた実際にやってみると想像以上に面白い。そして、アニメーション制作はすべてshimadaの手によるものです。


DeskTopLive.asで披露した仕組みについての図


普段のドラムを叩くときの演奏スタイルを崩すため、演奏的にはぎこちなくなりますが、アニメーションを見ながら叩く場所やタイミングを探るのは、とっても楽しいです。

逆に、アニメーションをまったく気にせずいつもと同じように演奏すれば、それはそれでまたアニメーションが予想できないので面白かったり。


ドラムとFlashの連携部分の仕組みを簡単に説明します。
ドラムに取り付けたセンサーが振動を検知すると、信号をMIDI/USBインターフェースに送り、そこでMIDI情報に変換します。

そこからMIDI情報がPC上のMaxというソフトに送られ、Max上で別に名前をつけて(kickとかsnareとかドラムの叩く場所の名前にしました)、OSC(OpenSoundControl)というプロトコルを介してFlash側に情報を送ります。

OSCを使ってflashとMax同士でデータを送受信するために、floscというJavaサーバーを利用したんですが、Flash側では、OpenSoundControlを可能にするためのfloscのAS3用ライブラリを使いました。


要は、Max上でdispatchEvent(new Event("ドラムのパーツの名前"))を実行して、Flash側でそれらのイベントをリスナーしている、という状態です。

実際にはないですが、
addEventListener(DrumEvent.SNARE, konchiJump)みたいな感じかな、っと(笑)


実際に使ったMaxのパッチはこんな感じです。

DeskTopLive.asで使ったMaxパッチ図

ちょっと文章だけの解説だとわかりづらいので、実際に使ったflaファイルやMaxパッチファイル諸々、後日アップしますね。これがあれば先日僕がやったことならすぐに再現できるというかんじで(笑) そうそう、今回Progressionフレームワークを使わせて頂いたのでそれについても。


イベント自体のレポート記事は、既に書いている方が結構いらっしゃるので(しかもかなり詳しく)こちらも合わせて読んでみると楽しいと思います。

pekolog» ブログアーカイブ » DTL.as ご来場ありがとうございました
pekolog» ブログアーカイブ » DeskTopLive.as phase2の作品とエディタ
Daito Manabe >> Blog Archive >> DesktopLive.as
Pickles weblog | DeskTopLive.as
DeskTopLive.as - tatzulog
blog.spiraldelight.com | DeskTopLive.as@SuperDeluxe
Underconstruction...: DeskTopLive.as
DeskTopLive.as【閃光的網站・弛緩複合体 -Review Division-】
Strange Life» ブログアーカイブ » 【WEB】DeskTopLive.as


ドラム演奏とFlashの連携については、今回やっとスタートラインに立ったと思ってるので、これからもいろんな場所で展開していきたいと思っています。


あわよくば、Merce Deathの大野真吾さんと是非とも一度セッションさせていただきたい所存です(笑) いや、本気で。

HTML5飯