21

親子の顔を入れ替えた写真が淡々とアップされていくブログ
http://www.manbabies.com/

 

最高にくだらないんだけど、他人の家族写真もこう見ると楽しく見えるし、
なんだかほのぼのします。

 

しかしながらどう考えてもこのサイト、100%ネタに走ってますから、ここで感じる「ほのぼの感」は予め計算されて生み出されたものではなく、偶然生まれている効果だと言えるんじゃないでしょうか。

仮に、「家族の大切さ」を訴えかけるためのサイト、という方向から考えた場合に、間違っても「親子の顔を入れ替えてさぁ、、」なんてアイデア、真剣に考えていたら出てこないですよね。

「家族の大切さを伝えるサイト」というテーマのブレーンストーミング(以下ブレスト)をしたとしても、「親子の顔を入れ替えてさぁ、、」というこのブログのようなアイデアは、
その場限りの笑い話になってしまうでしょう。

「ふざけないでくださいよ、ちゃんと考えましょうよ」と諭されてしまうかもしれません。

きっと誰もが、「まじめに家族の大切さを伝えようとしてるサイトなのに、それはないだろうw」と判断してしまうはず。

だからこそ、そのブレスト内ではNGであろうアイデアを実際にサイトで見て
意外なサブリミナル的効果が生まれているのを感じると、
人が頭の中でシミュレーションできる部分というのは
あくまで表面的なものでしかないのかもな、と考えてしまいます。

 

以下、今回のテーマからは少しずれますが
これがもし、自動生成のジェネレーターだったとしたら
ここまでの「ほのぼのさ」は出てこないと思いませんか?

そういう意味では、たとえ人力で非効率だったとしても、
人の手のぬくもりが感じられるWEBサービスというのも魅力的ですね。

自動生成が当たり前の流れだからこそ、
あえて非効率な人力でアナログな手法をとることで
際立ったブランディング効果やイメージ効果がありそうだな、と思いました。


…そもそもの時点で、このサイトを見て「ほのぼの」するのは僕だけだったとしたら
上の考察もただの戯言でしかなくなってしまいますが(笑)

HTML5飯