Flashを始めたての頃、実は全画面Flashに密かな憧れを抱いていました。いかにも「俺はFlashなんだぜ」というアイデンティティを、ブラウザというキャンバスをめいっぱいに使って主張されるたびに、僕にはそれがまぶしく光り輝いて見えたのです。どちらかというと、憧れよりも嫉妬に近い感情だったのかもしれません…。

なので、今回は全画面で映像を再生するFlashのサンプルを作ってみました。

全画面Flashで映像再生

真ん中に配置されたボタンをクリック(onRelease)すると、このブログを開きます。右上にあるMCは、ウィンドウサイズを可変しても常に右上に表示されるようになっています。

ポイントは、html側の記述でobject要素に対してwidth:100%、height:100%とするところでしょうか。ブラウザによって全画面表示がうまくいかない場合があるようですが、htmlファイルを標準準拠モードではなく、DOCTYPE宣言を記述しない互換モードにすれば、問題なく表示できるようです。

映像を再生する部分は、先日おこなったフットサルの試合の映像FLVファイルをswfファイルに直接埋め込み、親swfから MovieClipLoaderでFLVを埋め込んだ子swfファイルを読み込む、といういたって簡単な仕組みになってます。ローディング直後にリサイズ前の映像が一瞬見えてしまいますが、とりあえずこの時点でのファイルをアップしておきます。

080307fullscreen_video.zip

ファイルの中身:fla,swf,html,jsなどパブリッシュ時に生成されるもの一式。


HTML5飯