このブログをご覧になっているということは、Flashに関心があったり、実際にFlashを操っている人が多いと思いますが、誰だってはじめは初心者だったハズ。ということで、今回は趣向を変えて自身のFLASHerとしての記録を思い出しながら書き綴ってみようと思います。

ちなみに弊社ではFlash案件を担当するスタッフのことを“FLASHer”と呼ばずにFD(FlashDeveloper)と呼んでいるので、以下文章でもFDと呼んでいきます。(広まらないかなこの呼称。。)

【Flashとの出会い~はじまりは唐突に~】
自分、Flashを始める前はいわゆるWEBデザイナーでした。最近ではいったいどこまでを「WEBデザイナー」とカテゴライズするのかが難しくなっていますが、いわゆる、イラストレーターやフォトショップを使ってページデザインを作成し、CSSを使ってコーディングしていく作業を担当していたのです。そんな僕がFlashと出会ったキッカケは、以前勤めていた職場で「じゃあーこれ、kijimaくんやってみる?」と託された、ひとつのFlash制作案件でした。
【はじめて携わったFlash業務案件とは】
それは、いわゆるFlashバナーと呼ばれるものでした。ただ、バナーの画像とテキストを外部XMLファイルで管理して表示させるという、「ActionScript?なにそれ、食えんの?」的なFlash初心者にとっては若干ハードルの高かった案件なんじゃないかと思います。しかし納期まではゆとりの約一ヶ月。その間は比較的他案件の作業も少なく、がっつりFlashを勉強する時間がとれたので、今思えば業務内で堂々と勉強できる環境、かなりラッキーだったんじゃないかと思います。
【Flash関連書籍を買い漁る日々~週1、2冊のペース~】
当時の職場でActionScriptを扱える人はほとんどいなかったので、基本的に教材となるのはFlash関連書籍と、検索エンジンでした。Flash書籍は、購入して→満足、というありがちパターンにおちいったりもしましたが、とにかく当時世に出回っているFlash関係の書籍は全部チェックして馬鹿の一つ覚えのように買い漁っていました。
【Flashヘルプの充実さに気づく】
そんな感じでFlash関連の書籍を買い漁っていくと、あることに気がつきます。それは、「アニメーションの作り方や、"Flashというソフトの使い方"をメインに解説している本」が多いということ。これは個人的主観になりますが、タイトルに"Flash"がつく書籍にその傾向がある気がします。しかしながら当時求めていたのは、とにかく直近の案件で使えそうなサンプルコードがたくさん載っている本だったので、それ系の書籍とリファレンス本(いわゆるActionScript辞書)を購入した後は、狂ったようにFlash系の書籍を買い漁ることはなくなりました。そして今でもそうですが、教材はもっぱらFlashのヘルプと、検索エンジンです。(僕の師匠はgoogle先生、と敬意を表して呼んでいます)
【FD同士の助け合い精神に感動】
google先生、というとちょっと語弊がありますね。。厳密にいうと、先生は検索エンジン自体ではなく、検索ワードでひっかかる、FDさんの技術系ブログに日ごろからお世話になっています。自分がつまずいたところをわざわざ記事にしてくれていたり、便利なサンプルコードを公開していたり、FDが集まる情報サイトがあったりと、プログラマーの世界ではオープンソースという概念が当たり前のような雰囲気ですが、当時の僕にとってはそれはそれは感動的な発見でした。
【そして現在、、】
世の中のFlashを使っている人達と一緒にスキルを高めあい、Flashの可能性や認知度を高めあうことができれば、という思い、そして自分が他のFDさんのブログ記事にお世話になったように自分も誰かのためになりたい、という思いがあります。自分に渡ってきた感謝のバトンを次の人に渡すために、微力ながらも気づいたことやつまずいたところを、このブログに投稿している次第です。

一気に書いたせいかまとまらない文章となってしまいましたが、Flash系ブログって、技術ネタが占める割合が多くて、案外こういう記事って少ないですよね。ほかのFDさんがどのようにFlashを習得していったか、ってけっこう気になります。某SNSで流行った「○○バトン」のように、他のFDさんもこういう記事書いてくれると、とてもおもしろいと思います。(淡い期待を込めて)

HTML5飯