こんにちは、kijimaです。先日深夜のスタジオでのドラム練習風景をUstreamで意味もなく生中継してみました。ええ、懲りずにまたやりますよ。

 

今回は、(特に大手クライアントの)受託案件で気をつけるべきポイントについてまとめてみました。

まんまと釣られた方、「そんなの当たり前じゃん」という方は、周りの新人さん(特に新人ディレクターとか)にも教えてあげてください。今回はFlashに限らず、制作現場みんなで気をつけていきたいポイントです。

 

制作規定・レギュレーションの有無について確認する

今回紹介するポイントの中では、間違いなくこれが一番重要です。

ネット業界に限らず、誰もが知っている大手クライアントともなると、様々な部分にレギュレーションやルールが存在します。会社のロゴマーク表記に関するレギュレーションは特に細かく、たとえば「緑色のロゴマークに対して使っていい背景色は何色のみ」とか、「バナーとして表示可能な最小サイズは○○ピクセル×○○ピクセルで」など、事細かに決められていることがほとんどです。

キャンペーンサイトなどの場合、コーポレートサイト本体とは別のサイトとして立ち上げることもありますが、既存サイト内の1ページとして埋めこむ場合は、コーポレートサイトのレギュレーションをそのまま踏襲することになるため、より一層の注意が必要となります。

それはどんなことかと言いますと、共通のグローバルメニューを含んだヘッダー、フッターを表示しなければならなかったり、それら共通ヘッダー・フッターと同じ横幅で、といった表示サイズの制限も考慮する必要があることです。

そしてこのレギュレーション確認については、意外な落とし穴があります。それは、会社によっては「数年おきにレギュレーションを見直す」という会社も多いため、最新技術を使ったコンテンツの場合はレギュレーションとは関係なくその都度確認することも必要となってくる、という点です。

 

サーバー環境について確認しておく

二つ目は、コンテンツを設置するサーバーについての確認です。

コンテンツを設置するサーバーは制作会社側で手配する、という場合は別段注意することもありませんが、もしクライアント側で所有するサーバーを利用する場合は、サーバーに関する情報の確認を必ずしておきましょう。

具体的には、Apache,PHPやPerlのバージョンや、データベースの種類、テストプレビュー環境の有無に関しての情報、開発サイドからのFTPアクセスの可否、公開作業はどちらが担当するか、など。

クライアント側サーバー担当者の方にテストプレビュー環境にアップしてもらう場合、担当者の方が定時に退社される場合もありますので、公開は明日で、今晩中にチェックしてもらわないといけないのに…!なんて切羽詰まった状況は避けたいものです。

そもそも日頃から、いつでもアップ・修正可能というWEB業界特有のに甘んじてはいけないと思いますが。。タイミングは厳守、一度きり、といった印刷業界のような緊張感というかストレスは、WEB制作現場でも感じていなければいけない点では?と個人的に感じます。…おっと、話の論点がずれてしまいました。いけないいけない。タニマニア、タニマニア…。

 

クライアントプレビューの際、キャッシュ問題に気をつける

クライアント側の社内ネットワークからテストプレビュー環境へアクセスする場合、クライアント側のネットワーク内のキャッシュ保持が強力ですと、コンテンツを更新したのに、反映された内容がクライアント側では読み込まれず古い内容のまま、という状態になることが多々あります。これは、単にブラウザのキャッシュを消去しても無駄な場合があります。

大きな会社であればあるほど(人数が多い組織ほど)、データをキャッシュしておいて転送量を減らすような対策もされていると思いますので、注意が必要です。

特にFlashコンテンツの場合はキャッシュされやすいので、読み込むswfファイルのURLのうしろに日付などのクエリを付与しておくなどの対策をしておくこともあります。

それでも色々な条件が重なってどうしようもないとき、しかたなくクライアントの担当者さんがイーモバイルなど社外のネットワークを使って確認をした、などのケースも過去にありました。

「修正致しましたのでご確認ください」「あの、修正されてないみたいですが、、」といったやりとりを防ぐためにも、予め対策をうっておきたいポイントです。

 

また、「なんか表示されないんですが、、」「表示がずれてるみたいなんですが」といった、クライアントの確認環境でのみ不具合が起こってしまった場合を想定して、予めクライアントの担当者のPC環境を聞いておくのも一つの手です。(もちろんクロスブラウザ対応前提での話しですが!)

 

予め確認するべき点をチェックシートにまとめておく

企画が動き出して、まず最初の打ち合わせに参加するのはディレクター1人のみ、という場合があります。

そこで持ち帰った内容を制作チームにフィードバックするわけですが、制作陣が気にする、クライアントに確認してもらいたいポイントというのが必ずあります。たとえば対応するFlashPlayerのバージョンは?といった内容。

FlashPlayer10の機能を使って開発を進めていたら、「制作規約上、FlashPlayer9以下でお願いします」なんて言われた日の夜には、枕を濡らさずにはいられません。いや、そもそも眠りにつく暇すらなくなるかもしれません。

誰だって、そんな予期せぬ事態にはなりたくないもの。そんな確認ミスを防ぐための策として、弊社ではディレクターがクライアント側に確認すべきポイントをまとめた資料を過去に作成しました。Excelフォーマットのいわばチェックリストなのですが、下記のような項目があります。

 

・クライアントの表記名は?(英語の大文字小文字表記まで決まっている場合が多いので)

・対応するFlashPlayerのバージョンは?

・ユーザー推奨環境は?(PCスペック、ブラウザ環境など。今後バージョンアップした際の対応についても)

・同時接続コンテンツの場合、FMS、RED5などの有無(回線の帯域についても要確認)

・納品形態は?(Flaファイル、デザインデータなど開発データ一式も含まれるか?)

・NDA契約の有無

・秘密保持の場合、コードネームの有無

・アクセス解析の有無

 

チェックシートを作るに当たって、制作陣と相談しながら作らないとどうしても抜け漏れが出たりするので、ディレクターさんが思いつく点だけで作ってもあまり意味がありません。ご注意を!

このようなチェックシートの内容を最初の打ち合わせで確認しておけば、必要以上のやりとりや打ち合わせの回数を減らせるかもしれません。コミュニケーションは大事ですが、クライアントとは一日も早く実際の成果物を見ながらのコミュニケーションがしたいですしね。


今回の内容は、記事のタイトルの通り、"制作チーム全員が"心得ておくべき内容だと思います。1人だけが意識してもどうしても抜け漏れが出てきてしまいますし、制作陣からしか見えてこない部分もあると思います。チーム内でうまくフォローしあえるといいですね。

 

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