いまや時代はすっかりFlashPlayer10.1の時代。
ましてや、もうすぐCS5が出て、Player11になるとかならないとか。

FlashPlayer9の普及率は、2009年9月時点で99%(日本国内)となり
サイト制作においてもFlashPlayer9が業界標準になりつつあります。

しかし媒体掲載用のバナー制作をやったことがある方はご存知かと思いますが、
Yahoo!をはじめ、MSNやMixiなど大手媒体の多くは
バナー広告をより多くの人にリーチするために
今でも書き出しのバージョンを6や7に規定しています。


急にバナー制作の仕事が!ってときに慌てないためにも
最近Flashをはじめた方に送る、なつかしのFlashPlayer6の豆知識を。


画像の表示バグ

有名なバグなので昔からFLASHをやっている方はご存知かと思いますが
FlashPlayer6以下では、普通に画像を配置すると、画像の周辺部が表示欠けしたり、
乱れたり、配置した位置から右下に1ピクセルずれて見えたりしてしまいます。

これ、回避方法を知らないと結構悩まされる問題なんですが
基準点を右下にしてシンボル化することで回避できます。
シンボル化せずにタイムラインにビットマップを直置きした場合も同様に
表示が乱れるので、右下を基準点にしてシンボル化しておいたほうがよいですね。

FlashPlayer7の場合は、逆に右下を基準点にした場合に
同様の表示の乱れが起こってしまうので、右下を基準点にするのは避けた方がよいです。
FlashPlayer8以降では、このバグはFixされてるようです。


●画像のスムージングがしょぼい

実際にやってみるとわかるのですが、FlashPlayer7以前と8以降では
画像のスムージングの品質が大きく違います
基本的には画像は変形(伸縮、回転、傾斜)させないことをオススメしますが
アウトラインをシェイプでマスクしてあげると、変形しても周辺部にジャギーが出ず、
きれいに見せたり出来ます。


●FLVのon2 VP6コーデックが使えない

on2Vp6コーデックが使えるのはFlashPlayer8からです。
実際に比較してみるとわかるのですが、FlashPlayer7以前で利用できるコーデックSorensonSparkは
On2VP6に比べ同一ビットレートでの画質がかなりしょぼいです。
Sorenson squeezeなどのサードパーティ製のエンコーダーを使うと
AdobeMediaEncoderでエンコードしたものに比べ、動画によっては
同一画質で半分くらいの容量に下げることが出来ることもあるようなので
活用してみるのもいいかもしれません。


●フィルタが使えない

フィルタはFlashPlayer8からの機能なので使えません。
エフェクトがかかったパーツは画像化しましょう。


●AS3が使えない

ネタがなくなってきました。
はい、ご存知のとおりFlashPlayer9以降でしかAS3は使えません。
そのため、スクリプトの計算処理速度が遅いです。


大きいとこではこのくらいでしょうか。
他に何かあったかなー・・・
何か思いつく人いたら教えてください。

HTML5飯