AS3.0旅情2 ~ドットシンタックスの変容~
FLASHCS3・・・、本当に便利ですね。(といっても体験版ですが)
悠々自適な旅をさせて貰っています。
今回は、“ドットシンタックスを利用した参照の変化”について、気になった部分を挙げてみます。
AS2では、動的にattachMovieやcreateEmptyMovieClipを用い、深い階層にネストしたObjectに対しても、容易にドットシンタックスで辿る事が可能でした。
AS3からは、ドットシンタックスによる動的な参照が難しくなりました。
参照する際には以下の対策が必要です。
- 生成した際に参照を保持しておく
- getChildByNameやgetChildAtで任意参照を行う
以下に例を記します。
/** AS2 新規MCを生成する */ function newChild(level:MovieClip, name:String):Void { level.createEmptyMovieClip(name, level.getNextHighestDepth()); } newChild(this, "child1"); trace("参照 : "+this.child1._name); //child1
/** AS3 新規MCを生成する */ import flash.display.*; function newChild(level:MovieClip, name:String):void { var mc:MovieClip = new MovieClip(); mc.name = name; level.addChildAt(mc, level.numChildren); } newChild(this, "child1"); trace("参照 : "+this.child1); //undefined trace("参照 : "+this.getChildByName("child1").name); //child1 trace("参照 : "+this.getChildAt(0).name); //child1
但し、リンケージクラスを設定してnewしたMCの中に予め深い階層を持つMCがある場合、それらのMCに対してドットシンタックスで辿る事が可能です。
少し不思議な感じですね。
今まで、ドットシンタックスを多く使う機会が多かった方は、 少し足止めを喰らうのではないでしょうか。
ではまた!